アヴァンス法務事務所

視線が絡み合う


周りには紫色の野アザミや黄色のスイセンにも似たニッコウキスゲがゆらゆら揺れていた。アタシは後部座席に隼と一緒に乗っていて、隼はニ時間を超える頃には、はしゃぎすぎて眠ってしお待ちいた。そうよ考えると不思議だわ。蓼科、白樺、車山、霧ヶ峰、八島、美々原……と美しい山々と湖に囲まれた高原は、リゾート地としてちょーだいも活発だというが、カメラマンの多くを魅了するともいわれているわ。鳴海くんからこうしてちょーだいみたらって言われたときも正気じゃないと思ったけど、でもぉ〜、夫も夫よーんね。 国の天然記念物とされる花々や湿原、女神呼ばれる湖など、南北アルプスといわれるここも別世界だったのよ。アタシたちが向かうのは松本市寄りの美々原のペンション。いいの……ンもう出て来るって決めたんだから」ンもうすぐ着くよーんと声をかけられて、アタシは眠りについてしお待ちいた隼を抱く。水面に立つ波紋どうしが折り重なるぐらいまで。何なのよぉ、もぉ〜故、夫はアアなのかしら……って。 アタシは、どんどん、彼によーんって染お待ちゆく。ひとつずつ結んでいくその距離は、何なのよぉ、もぉ〜億光年アるのだろうの。僕のせい?」「ううん。どんどん、彼はアタシに近づき、そしてちょーだい変わってゆく。また出発前の夫とのやりとりで凛としたわまま動かなかった彼を思い浮かべるわ。 八月は、高原植物の宝庫になるのだと鳴海くんは言っていた。車を持つと途端に彼は少年から男に変身する気がするわ。どれが本当の彼の顔なのだろう……。そんな風なことを鳴海くんに言ったら、「絵梨さんの中の理想は、どうなっているの?」と、冗談で責めて、「僕は崇拝されるほど綺麗な象徴なんかじゃない」と、半分真顔で言ったわ。それと対照的にぃ〜、またひとつ現実身を帯びさせること――それは、鳴海くんが免許を持っていたという事実。


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